着物の織物と染物ではどんな違いがあるのか知っていますか?
着物の生地を作る方法は3つあり、織物は縦糸と横糸を垂直に織って作りますが、編み物は針を動かして作り、組み物は糸を組んで作るのですが、着物では織物が多いのだそうです。
織物は糸の段階で染めてから織るので、織りあがったら既に柄ができているのですが、染物は織りあがった白い生地の織物から、自由に柄を染めて描く事ができるのです。
織物と染物にはそれぞれできる事とできない事があり、染物は曲線なども自由に染める事ができますが、織物は曲線などを綺麗に織る事はできないという特徴がありますよ。
織物は遠くから見たら無地のように見える生地でも、近づいて見ると織り柄になっていて、染物では織り柄を表現する事はできないのです。